フクロウをペットとして飼おうと悩んでいる方へ

フクロウ ペット

フクロウカフェがTVで幾度となく取り上げられ、その人気がとどまることを知らないくらいにまでになったフクロウ。

フクロウカフェに一度は行ったことある人はこう思ったことがあるんじゃないでしょうか?

「ペットとして飼いたい!!」

そんな方に付きまとう疑問。

フクロウっていくら位するの?
鳴き声はうるさくないの?
懐いてくれるのかな?
世話は大変?
ケージとかいるの?
エサはどうしたらいいの?
寿命はどれくらい?

そんな疑問に答えていきたいと思います。

目次

はじめに


ただ「可愛いから」という理由で衝動買いはしないでください。

ペットを飼ったことがある人なら理解できるかと思いますが、命を預かるということを理解してください。

安易な動機でペットを飼い、その結果負担になることが大きくて手放してしまう飼い主がいます。

最近テレビでよく見かけるようになった外来種の問題。
もともとその地域にいなかった動物が、無責任な飼い主のせいで投棄され、生態系が壊れてしまうということが、実際に身近で起こっています。

ましてやフクロウは日本の野生ではおそらく生きていけません。
人の手によって育てられたペットは、野生でのエサの取り方を知りませんし、外敵から身を守る術もわからないんです。

日本の空には獰猛なカラスが飛んでいるし、害をなす虫も自然の中にたくさんいます。

多くの動物は人より早く年を取り、病気になることもあります。

どんなに自分が体調が悪くても、ペットのご飯などのお世話は毎日してあげなければなりません。

一つの命を預かって育てていくということを理解してください。

テレビで見るようなフクロウは人馴れしています。

呼んだら飛んで来てくれる
肩に乗せて散歩する
一緒に布団で寝る
なんていう幻想を抱いて飼おうとしているのならば、飼うのを止めた方が良いです。

もちろん鷹匠(鷹の飼育や訓練を行なう専門家)のようなプロが訓練すれば飛んで来たりも出来るようになります。
肩に乗せて散歩も出来ます。
一緒に寝ようと思えば寝れます。

しかし、
飼おうとしてるフクロウは訓練されるために売られているのではありません。
肩に乗せたまま飛んでいってしまう可能性があります。
フクロウはトイレを覚えないので貴方の顔や枕に糞をする可能性があります。

テレビで見られるようなフクロウは、触られることに慣れているフクロウです。
全てのフクロウを同じように接したり出来るわけではないですし、触られること自体を嫌がる子もいます。

犬や猫を飼うのとは違います。

犬や猫と人は、約1万年以上も前から共存してきた歴史があります。
フクロウと人にはもちろんそんな歴史はありません。

ペットを飼えば当然 旅行など長期でお出かけしたりなんていう楽しみも制限されます。
自分がいない間のエサ、温度調節、万が一病気をしたときには病院に連れていかなきゃいかせん。

ペットホテルという場所もありますが、環境が変わることにより食欲を無くしてしまったり、体調を壊してしまったり、
無闇に外へ連れ出すのもフクロウにとってはストレスです。

ましてや犬や猫と違い、フクロウを見れる病院も少ないのが現状です。

病院があってもそれだけまだ珍しい動物なので治療費も想像以上の支払いを覚悟する必要があります。

ペット中心の生活になる覚悟を持って

それでもどうしても飼いたいという人は、それらの覚悟を持って家族に迎え入れてあげてください。

厳しい書き方をしていますが、筆者の僕も飼うキッカケはやっぱり「可愛い」「飼いたい」と思ったのが始まりです。

当時はまだフクロウカフェなんていうものもなく、フクロウに関する情報も少なかったので、飼うまでに本当にいろいろ調べて知識をつけました。

愛情を持って接すればある程度は慣れてくれるし、やっぱり何より可愛いです。

フクロウが本当に可愛い動物だからこそ、愛情と責任を持って飼育して欲しくて書いています。

ペットの幸せを第一に考えてあげられること、本当に自分に子供が出来るのだと思って大事にしてあげてください。