ペットの飼育にマニュアルは存在しません。
人間もそれぞれ人によって性格が違うように、フクロウにも個体差があります。
あくまで僕が6年以上フクロウを今も元気に育ててきている一つの育て方として書くので
フクロウを飼おうと思っている方は、いろいろな情報を集めてもらってフクロウという生き物を知ってください。
フクロウの身になって考え、家族として迎え入れたフクロウが
今何を求めて、何を欲しているか、何をしたら嫌がるかを出来る限り理解してあげられるようになってください。
前の記事でも書いたように、フクロウは犬や猫とは違って人間と共存してきた動物ではないです。
もともとは自然を飛び回っている生き物です。
ペットとして飼うなら放し飼いは出来ません。
犬でいう首輪のようなものを付けたり、室内の中でさらにケージに入れて飼うなら、フクロウは自由に広い空を飛べない生活になります。
出来る限りフクロウにとってストレスのない環境で飼育してあげて欲しいです。
フクロウと人が一緒に幸せに暮らすための一つのヒントだと思って読んでもらえたら幸いです。
フクロウを飼う上での苦労
比較的性格の大人しい種類のフクロウもいますが、僕が飼っているフクロウは臆病で神経質で好奇心旺盛です。そのため、紙のようなものがあればビリビリ破るし、破るだけならまだしも食べようとするし、掃除機の音にもビビるし…
掃除機もストレスになってしまうと思って掃除機もあまりかけられません。
ちりとりと拭き掃除がメインで、掃除機をかけるときはお風呂場に避難させてから掃除機をかけています。
幸い うちの子は鳴き声はうるさくないのですが、鳴き声がうるさい個体もいるので
ペット不可のマンションやアパートにお住まいの方は、近隣にも迷惑がかかってしまう場合もあると思います。
飼いきれなくなって捨てるなんて事にならないように、どうしても飼いきれなくなった場合は、愛情と責任を持って育ててくれる飼い主を探してください。
おそらく飼おうと思っている方は、フクロウを扱っているペットショップに足を運んだりするかと思うので
飼う前には必ず、どんなエサをどれくらい与えているか、“この子を飼いたい”と思った個体はどんな性格をしているか、どれくらい人馴れしているか、などなど
ペットショップのスタッフさんに出来る限り聞くようにしてください。
フクロウは体調不良を表に出さない生き物です。
もし野生で“今は少し弱ってます”と表に出せば、それは外敵から見たら格好の餌食だからです。
糞の色や状態、普段の状態をよく知り、普段と違う違和感をしっかり感じ取れるようになってください。