室内飼いであれば、必要なものさえ揃えていれば、飼育していく上で特に問題もなく育てていけるでしょう。
初めて飼う場合には、初めての餌やりから初めての糞の掃除、初めての苦労など毎日が恐る恐る試行錯誤と発見の繰り返しだと思います。
飼育環境によりますがきっと飼育していく上で、こういうものがあったら便利だなと気づいていくものも出てくるでしょう。
よく、“フクロウは寒さに弱いからヒーターがあった方が良い”なんて書き込みを見たりしますが、あって困らないですが特に絶対必要というものでもありません。
体調を崩したときに暖かくしてあげるのは大事ですが、専用のヒーターを用意する必要もないかと思います。
そんな“あったら良いけど無くてもよい”ものをまとめてみました。
目次
あると便利
ピンセット
フクロウの餌は生肉なので、衛生上の問題の面であった方が良いのがピンセットです。
餌を直接手であげようとすると、餌が来たとがっついてるフクロウに指まで誤って噛みつかれてしまう場合があります。
とはいえ僕は餌あげにピンセットを使ってません。
直接手であげた方が、“餌をくれる人だ”という理解が深まって 慣れやすくなるだろうとそうしています。
衛生面の方ですが、今では餌をわざとカットせず与えているのもピンセットを必要としない理由です。
ですが僕も飼い始めの頃はピンセットで餌を上げていました。まだうちの子が幼い幼鳥だったからというのもあります。
最初はピンセットがあった方が良いかもしれませんね。
購入する前にそのペットショップで、どのような餌のあげ方をしているか聞いてみると良いでしょう。
人工芝
フクロウなど猛禽類の飼育には何かと便利なのが人工芝です。
例えば、はかりと同じ大きさにカットした人工芝があると、体重を量るときにも楽でしょう。
(はかりの上はプラスチックでツルツルしているので、普段の居場所である人工芝の上と居心地も大きく違うため、カットした人工芝がないと はかりの上でなかなか大人しくしてくれません)
室温、温度計
人が普通に暮らしている環境の室温であれば、概ね問題なく飼育できます。ただ寒ければ体温維持のためにエネルギーを使います。
小型のフクロウであれば体力面も強くはないので、一定の気温は保っていられる環境においてあげましょう。
そのために室温計があれば目安になるかと思います。
今では部屋に置くデジタル時計にも室温が表示されるものもありますね。
寒いと感じたら暖かく、暑いと感じたら涼しくしてあげると良いでしょう。
おもちゃ
好奇心旺盛なフクロウなので、おもちゃがあると良いかもしれません。
とはいえ、マウスの胴体すら引き千切って食べられるほど力の強いフクロウです。
ちぎって飲み込んでしまったり、絡まったりするようなものは与えられません。
正解はないかと思いますし個体により好きなものも異なると思います。
うちでは猫用おもちゃの猫じゃらしを使って遊んであげてます。
新聞紙
糞の掃除の際などに、新聞紙を敷くようにしておけば新聞紙の交換だけで済んだりと 何かと便利で重宝します。
しかし好奇心旺盛でイタズラ好きなフクロウなので、新聞紙をビリビリ破いて遊んだりもします。
破って遊ぶだけなら良いのですが、目の届かない間に口に入れている可能性も無くはありません。
新聞紙など印刷物には鉛(なまり)が含まれています。
中毒を起こしたりする可能性もあるので、誤飲していないかどうか気をつけた方が良いでしょう。
ペリットが黒い色をしていたら要注意です!
革手袋(猛禽グローブ)
フクロウは鋭い爪と嘴を持っているので、世話をする際に飼い主の方が怪我をすることもあります。
小型のフクロウでは特に問題はないでしょうが、大型のフクロウの場合は手に乗せる場合も その握力と爪で怪我をしてしまうこともあります。
猛禽類用グローブとして専用の手袋があるので、必要だと思えば用意しましょう。
本皮製なので意外と値段が高いです。