生き物を飼う上でもちろんフクロウの健康には気をつけなければいけないのですが、フクロウの場合は特にフクロウを診れる病院が少ないという事です。
犬猫などの動物病院に連れていっても、当然 犬や猫とは体のつくりが違うので診れる医者が少ないというのは飼ってる上でもとても不安になることです。
健康の管理はもちろんのこと、何か遭った際にはすぐに診てもらえるように飼う前に必ず“フクロウを診れる病院”をいくつか探しておいた方が良いです。
事前に調べもせずに、具合の悪くなってしまったフクロウを移動させるのはフクロウにとっても更なる負担になってしまいます。
万が一の際にすぐに病院に連れて行くことが出来なければフクロウの命に関わる場合もあります。
目次
外部寄生虫や内部寄生虫
ダニやハエ、シラミなどの外部寄生虫の場合は、換羽期でもないのに 痒がってないかなどの症状に気をつけた方が良いです。小鳥や犬猫用の薬などではなく、獣医へ連れて行きましょう。
線虫という 口の中や喉、腸に寄生するものや、
吸虫、条虫、回虫などお腹の中に寄生する虫です。
ミミズなど中間宿主にさえ気をつければ、基本的に屋内飼育であれば感染する機会はほぼ無いかと思われます。
鳥マラリアや鳥結核
この辺りも屋内飼育であれば心配する必要はないかと思います。感染している鳩であったり外部の鳥類が感染源になります。
ウイルス
鳥インフルエンザや、フクロウヘルペスなどが挙げられます。基本的に予防法は発生源との接触を避けることです。
痛風や腎臓病
フクロウはカロリーを脂肪とたんばく質から取るので、痛風や腎臓病になる可能性があります。とはいっても通常の餌の代わりになるような食餌制限も難しいところです。
心配な場合は病院で血中尿酸値を調べてもらいましょう。
尿の表面が異様にキラキラしてる場合は腎臓病の恐れがあります。
バンブルフット(趾瘤症)
フクロウなどの猛禽類以外に、インコなどの鳥類もかかる疾患で、うちのフクロウもこれにかかりました。足にかかる疾患で、魚の目のような炎症が出来てしまい、治療を怠ると最終的には足の骨が溶けてしまいます。
最悪の場合、足を切断するしか治療できない事態にまで発展してしまうので注意が必要です。
うちの場合は足を引っ掛けてしまった状態で足に怪我を負ってしまい、そこから細菌が入り込んでしまったのが原因です。
衛生面をしっかりすること、足を怪我しないように注意することが大事です。
例えばフクロウの爪が伸びっぱなしになってしまうと自分の爪で自分の足を怪我させてしまう場合もあるので注意が必要です。
フクロウは痛がりませんので見た目ではこういった症状の発見が遅れる場合があります。
ケージから出してやる場合は特に、足に怪我などしていないか注意して見てあげてください。
ちなみにうちのフクロウは病院で塗り薬をもらって無事に治ることが出来ました。