フクロウを飼うキッカケはやっぱり「可愛い」という理由が第一に出てくると思います。
フクロウと一言で言っても種類は様々で、大きさも小さいものは手乗りサイズから、大きいものは80cmを超えるものもいます。
ただその大きさと反して、体重はかなり軽いです。
小型の子は15cmほどで、体重はたったの100g程度。
大型な部類でも3kgもないくらいで、犬や猫と比べると体長と体重の差が大きいことがわかります。
(ちなみに犬で80cmほどの背丈があれば、体重は30kgは超えるでしょう)
体が重ければ空を飛ぶことが出来ません。
空を飛ぶために体が軽くなるように進化したんですね。
実際にフクロウの体に触れてみると、羽毛に覆われて体はある程度大きく見えますが、かなり細い体型をしているのがわかります。
ペットとして飼うならば、
体が大きければその分だけ食べるエサの量も多くなりますし、持っている力も強くなるので、自分の手や腕に止まらせるのも怪我をする危険の度合いが上がります。
フクロウ初心者が飼うのであれば、性格も大人しく小型な種類のフクロウの方が飼いやすいと言えるでしょう。
フクロウの種類
筆者は東北出身の東京住みですが、これまで生きてきて野生のフクロウを見たことがありません。ですが日本にもフクロウは生息していて、その種類は10種類を超えるそうです。
見たことはなくても、こんなに数多くのフクロウ日本にもいるんですね。
また、フクロウの種類は学者や学説によって差がありますが130種以上と言われています。
フクロウの和名には大きく分けて
『○○フクロウ』
『○○(ミミ)ズク』
という名前がついています。
「耳羽が付いてるのがミミズクっていうんでしょ?」と認識してる人が多いのですが、
耳羽(羽角とも言います)がなくてもミミズクという名前のフクロウもいれば、
羽角があって○○フクロウという名前のフクロウもいます。
なので実際にはこの名前の付き方による見た目の区別はとくにありません。
しかしフクロウは大きく2つに分けられます。
生物の学名には●●目▲▲科■■属という分け方をされますが、フクロウは
フクロウ目 フクロウ科
と
フクロウ目 メンフクロウ科
の2つに分けられます。
この違いは何かというと・・・
体の骨格の違いです。
メンフクロウがわかる人は見た目でも、他の多くのフクロウと少し顔が違うのがわかるかと思います。
また、メンフクロウ科はフクロウ科よりも足が長いんです。
フクロウ科の中にも足の長さが特徴的なフクロウがいて、名前もユニークなアナホリフクロウという種類のフクロウがいるのですが、その名前のように実際に穴を掘ったりはしません。
「穴を掘らないのにアナホリフクロウ…?」
と思ってしまいますよね。
知れば知るほどフクロウって興味深い生き物だと思いませんか?