フクロウの飼育 〜その他 気をつけること②〜

フクロウ ペット

既にフクロウを飼育している人の中で、キッチンで調理をしている際にフクロウが良く鳴くことがある人もいるかと思います。

人間の場合でも、調理中に赤ちゃんがぐずり出すという例があります。
これは、調理器具から出ている科学物質が原因となっている場合があるそうです。

テフロン加工の調理器具の危険性

鳥類をペットとして飼育している家庭で、テフロン加工の調理器具を使用したことによってペットの鳥が死んでしまうという事例があるようです。

現在売られているフライパンの多くに、汚れがこびりつかないようにテフロン加工をしてありますが、このテフロン加工のフライパンを作るのに「パープルオロオクタン酸」という物質が使われています。

このパープルオロオクタン酸は、発がん生殖毒性甲状腺に影響があるとされていて、これが原因で鳥類に悪影響を及ぼしている可能性が考えられます。

テフロン加工の調理器具には注意書きがあり、
空焚きはしないでください」と書かれています。

「フッ素樹脂塗膜の損傷」「取っ手の損傷」「本体の変形」などの注意書きがありますが、
実はフッ素樹脂加工したフライパンから有毒ガスが発生する危険性も含まれているんです。

ガスの発生は目で見えるものではありません。

空焚きによって423℃まで上がったフライパンから、テトラフルオロエチオレン、ヘキサフルオロプロペン、プロペン、クロロメタン、ブテンというガスが発生します。

これらのガスは無色無臭で、人の目から確認が出来ませんが
呼吸困難や吐き気、頭痛、めまい、眠気などといった人体への影響もあります。

これらの人体へも影響があるガスが、動物へ影響が出ないはずがありません。

調理の加熱によって発生ガス自体が高温で、肺の出血や肺水腫となって命を落としてしまう鳥類は実際にいます。

フクロウの飼育場所がキッチンから離れていたり、扉を隔てていれば良いですが、一軒家ではなくマンション住まいであればワンルームタイプであったり、リビングとキッチンが同じ空間のタイプの作りも少なくありません。

カナリヤなどの鳥類とフクロウは違いますが、このガスによる影響はほぼ間違いなく出ているかと思われます。

飼育環境によってどうしても難しい場合もありますが、出来る限りキッチンから遠ざけた場所にケージを設置したりするなどの配慮の他に
くれぐれもフライパンなどの空焚きはしないように気をつけてください。

少ない材料の調理も空焚きに近い状態になってしまいますし、ホットプレートやたこ焼き器、一部のオーブンレンジなどもテフロン加工をしてあるものが多いので、注意が必要です。

調理の際には窓を開けた換気や、別室(なければ風呂場など)に移動させるなどしてあげてください。
大事なペットに何かあってからでは遅いので。