フクロウの飼育方法 〜部屋で放し飼い or 禽舎、ケージ飼い〜

フクロウ ペット

自宅での放し飼い外で禽舎での飼育自宅の中でケージの中に入れて…などなど飼育方法は多々ありますが、大事なのは止まり木(止まり台)翼を広げられる広さです。

自宅での放し飼いも一つの手段ではありますが、自由に飛び回れらせてあげられるという反面、目の届かないところでエサ以外のものを誤飲してしまう危険もあります。

フクロウはトイレのしつけが出来ません
放し飼いにすれば部屋のいたるところに糞をされる可能性があり、フローリングならまだしも絨毯や畳などは掃除も大変になることは間違いないでしょう。

さらに、うっかり部屋の窓を閉め忘れてしまった場合などには外に出て二度と帰って来れなくなる可能性もありますので部屋での放し飼いはお勧めは出来ません。


フクロウにとってのパーソナルスペースを与えてあげた方が良いでしょう。
ケージがあれば「このケージの中が自分のテリトリー(なわばり)」だと理解するので、フクロウにとって“この場所は安心”と思える場所を作ってあげる事は大事です。

禽舎(きんしゃ)とはいわゆるケージのことで、屋外に建てられる大きいものを言います。
動物園などで鳥を飼育している鳥小屋をイメージしてもらえたらわかりやすいかと思います。

しかし一般家庭において、それほど広い庭に大きい禽舎を用意できる人は少ないでしょう。

自宅でケージを設けるにしても犬や猫と違い、フクロウ専用のケージを探すのも大変です。
もちろん売っている場所も探せばありますが、なにしろ値段が高いので
「これなら木材を買って自分で作ってしまった方が早いんじゃ…」と思えるくらいです。

ちなみに下の画像のような木製ケージで4、5万程度します。

木製ケージ
出典: http://www.nettai.co.jp/2014/12/11/29738


そしてフクロウは普段 木の上でじっとしていることが多い生き物なので
禽舎やケージでの飼育の場合でも、部屋での放し飼いの時間を設けてあげるにしても、止まり木は必要です。

フクロウの場合は小鳥と違い、止まり木の太さは小鳥の倍ほど太いものが必要になります。
目安として、爪を除いた指の前後の長さと同じくらいの直径の太さが必要です。
“掴む”というよりは“乗る”という感じをイメージしてもらって、迷ったら太めの止まり木を選ぶのが良いでしょう。

フクロウを取り扱うペットショップでの多くは止まり木に人工芝を敷いています。
この人工芝には多くのメリットがあり、木材よりも滑りにくく趾でしっかり掴まれる他に、フクロウの食事によるエサは肉汁は芝の隙間に落ち、水で汚れを落としやすく比較的清潔を保てたり、フクロウ自身がクチバシを磨いたりとメリットが多くあります。

そのため、止まり木に巻きつける人工芝は、プラスチックで出来たハードタイプのものがオススメです。

人工芝